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London Transportちょっといい話。
日頃その料金と運営状況のレベルの低さに、嘆く事の多いイギリスの交通機関ですが、、、
先日とても素晴らしい経験をしました。

その日は大切なカタログ試験(美術品を見て時代/作家/スタイル/説明等オークションハウスのカタログ形式に初見で纏めると言うもの)の模擬の日。模擬とはいえ実際の試験と同じように厳格なルールで行われるので、遅刻はもちろん厳禁、試験終了後は速やかに建物の外に出るなど、本番さながらな空気が数日前から流れていました。

もちろん私も緊張。他の生徒と比べて美術史のバックグラウンドがある訳でないし、圧倒的な知識差は否定出来ない訳で、それを少しでも埋められるように最後の最後まで、向かう電車の中でも過去の講義ノート等を眺めていたのでした。
そして乗換駅のWaterloo駅に到着。意気揚々と学校に向かおうとすると、、

・・・・定期もお財布もないっ!
そうだ、前日にちびをジンボリー(お教室〕に連れて行った時に違うバックに入れ替えてたんだった!

ロンドンの郊外事情に詳しくない方に解説をすると、イギリスは、本当に都心の駅を除き、ほとんど駅に改札はありません。いや、あってもほとんど無人化していて、チェック機能が無い。もちろん都心にはあるので出る際には切符が必要ですが、極端な話、切符を買わなくても無人駅間であれば簡単にキセル出来てしまう程の緩い管理。もちろん見つかって悪質と判断されればその場で罰金ですけれど。(ちなみにWaterloo駅でさえつい数年前まで改札はありませんでした。。)

なので、電車に乗り込む時には定期を持っているか確認する必要がなかったのです。

で、ここでもう一度ロンドンの郊外事情に詳しくない方に解説をすると(笑)我が家のような田舎は、電車が15分とか30分に一本しか来ません。それで片道30分。なので、お財布と定期を取りに家に戻るという事は、試験に確実に間に合わない、という事。

その瞬間顔から血の気が引くのが分かりました。どうしよう。。よりにもよってなぜ今日という日に。。

自分のサザエさんっぷりに呆れながら、改札の近くに立っていたRevenue Officerに事情を説明。定期を持っているのだが忘れてしまい、今自分には一ペニーも無いのだが、非常に重要な試験が30分後にある事を正直に話しました。
すると。
なんと、黙って改札のドアを開けてくれたのです。「本当は駄目だけど、、、大切な試験なんだろう。行きなさい」と。

これには本当にびっくりしました。効率的かつシステマティックな日本だったら、まず考えられないような話だし、もし起こりうるとしても、様々な書類だのに記入等が必要でしょう。Waterlooのような大きなハブ駅でパッとゲートを開けて「いきなさい」なんて考えられない。

しかも通常の乗車料金は、初乗りとか数百円とかのレベルではなく、5ポンド、とか結構なものなのです。

半ば放心状態の私。でも時間のロスは許されないので「Thank you!」を大声で連発しながら乗り換えの地下鉄駅へ。先ほどの経験で完璧に調子に乗った私、駄目元で地下鉄の駅員にも同じように説明をすると、、、

「いきなさい。試験頑張るんだぞ」とゲートを開けるではないですか!なななんと!!
しかも「行き先はどこの駅だ?駅員に君がつく事を連絡しておくから」と言われ、学校の駅に到着すると駅員が「おぉ、話は聞いてるよ。頑張れよ」と笑顔で送り出してくれたのです。

もちろんこの話を聞いて、「なんていい加減な管理なんだ」「きちんとお金を払っている乗客に失礼だ」と思われる方もいるかもしれません。(最も私はちゃんと定期も持っているので、だましている訳では勿論無い訳ですが、まぁだまそうとしていたとしても、証明のしようがないですし可能ですしね)

でもなんだか、私は今回のこの一連の対応に、人間の温かさと言うか、血の通った判断と言うか、マニュアルやルール等に縛られない時の人間同士のコミュニケーションの理想的姿のようなものを感じたのです。

もちろんそれは自分が危機一髪最悪の事態を避けられたという事もあるかもしれません。(大いにあるな。笑)
でも、なんだか駅員さん達に有難うと感謝して笑顔を交わしている時に、他者と共存するってこういう事なんだな、と凄くポジティブに実感する事ができました。

相変わらず「Signal Failure」とか「車掌が遅れているので発車が遅れています」(笑)とかあり得ない運営をしているLondon Transportなのですが、なんだかそんなのもご愛嬌、と思えて来て、前よりも少し心が広くなったように感じる今日この頃なのでした。
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【2011/02/27 10:24】 イギリス。 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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comments
--No title--
いい話だね~i-228そういうの超うれしいよね!!無事つけてよかったね~i-237
アメリカで終バス乗り間違えて、深夜にへんぴな場所に連れ去られて泣きそうになった時、バスの運転手さんがバスのまま家まで送ってくれたことを思い出したよ。。確かに欧米のサービスは人間ぽすぎてむかつくときもあるけどそれがよい時もあるよね。
【2011/02/28 22:02】 URL | えりこ #-[ 編集] |
--No title--
えりこ>
だよね~。えりこのエピソードもすごいな。
なんかよくも悪くも、「人間らしさ」が溢れてるよね、社会の隅々に。
今日も帰り、30分位全ラインが遅れてたけど、かなり寛容な気持ちで待てたわ。ま、もう少ししたらこの効果も薄れ、効率社会日本を思い出して嘆きそうなゲンキンな私ですが。笑

【2011/03/01 06:16】 URL | nieves #-[ 編集] |
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